最近ようやく現場にデジタルDeviceを導入しようと本気で画策中です。
って何の話かというと、
今や趣味と化し気味で、方々からお叱りを受けているDJ活動のことです。
昔、といっても1990年代から2000年代はじめは、
音楽のジャンルにもよりますがDJ業界自体、アナログが主流。
レコード買ってる時点で、すでに生きた化石的な冷たい視線を感じることもしばしば。
世の中がCD/MD主流になっても、特にHIP HOP業界なんかはカセットテープが主要メディア。
僕が取引しているマンハッタンレコード(渋谷区宇田川町)で初リリースしたのも
カセットテープだったりと・・・
ハウス、トランス、テクノ、ロック等、DJにもいろいろジャンルはありますが
以下、自分が関係しているヒップホップ業界のお話として説明させて頂きますと・・・
簡単にヒップホップDJといっても、大きく2つの種類があります。
・クラブ DJ(いわゆる一般的なDJ)
・バトル DJ(ターンテーブリスト)
クラブDJとは?
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クラブ(ディスコ)でお客さんを盛り上げる為に皿をまわすパーティーDJ。
いわゆる一般的なDJ。
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バトルDJとは?
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ターンテーブルで超絶テクニックを披露して観客を盛り上げるパフォーマーDJ。
なんで「バトル」かというと、ラッパーのMCバトルのように、ターンテーブルでバトルするからです。
その技の華麗さから、ターンテーブリストとも呼ばれてます。
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ちなみに、こんな感じ。
/// 2009 DMC JAPAN FINAL
で、世界の頂点になるとこんな感じ。
各国チャンピオンが集結する世界大会で
史上最高得点(49/50点)で優勝したDJ KENTARO氏のプレイ。
テクニックもさることながら、構成力半端ないです。(←この点がダントツ優勝の要因)
/// DMC WORLD Championship 2002 / DJ KENTARO
という感じで、ちょっと話がマニアックになってきてはいますが、
こうしてずっとアナログだったカルチャーが、
あるアプリケーションの登場で飛躍的に技術革新しました。
それがこれ!!
/// RANE Scratch Live
これの何がスゴいって、
『クラブに持っていくのは基本的にはMac(Win)と専用レコード2枚だけ』。
※細かく言えば、Macとミキサーをつなぐオーディオインターフェースも必要
あの重たいレコードを運ばなくていいと思うと、従来よりもいっそう手軽(身軽)にプレイできます。
(※実際にはMacが落ちたとき予防で、アナログレコードも持参で逆に荷物が増えてたりも・・・)
音源は当然デジタルデータなので、まずはアナログ音源をデジタル化せねばですが
CD音源ならiTune感覚でどんどん保存して手軽なミックスが可能です。
音質を気にしなければ、iTune音源からもさくさくプレイ可能です。
ちょっとしたホームパーティーなら充分かと。
何はともあれ、百聞は一見に如かずということで実際のプレイはこんな感じ。
/// Rane Serato Scratch Live DEMO – DJ CXL
便利ですよね〜。これ。本当に。
ということで、これ、年内には導入しようかと思ってます。
レコードを置くスペースって結構シャレにならないので、
これがあればスペース的にもかなり省エネです。
で、他にもTraktorという同様のアプリケーションがあって、
これはもう個人の好き嫌いの問題なのでどちらもオススメです。
※こちらは波形インターフェースが横
ちなみに、Traktor使用例はこんな感じ。
DJ KENTARO氏よりも前に5度も世界チャンピオンになっているDJ CRAZE氏の超絶プレイ。
(映像は専用MIDIコントローラーも使用していて、すでに異次元の世界へ逝っちゃってます・・・)
/// Turntablist legend DJ Craze Performs on Traktor Scratch Pro and Kontrol X1
そして・・・・時代とともに進化はとまらないわけで・・・
近い将来はこんなんになって・・・
で、さらにはこんなノリで、
Wi-Fiで寝ながらDJできる日もそんなに遠くないのではと
夢想する今日このごろです・・・