Mishima

    Bapa報告

    こんにちは

    デザイナーの三島です。

    BaPAのことについて今日も書かせていただきます。

    毎回、講師の方々の話をきいていて思うことがあるのですが
    「講師の方の趣味に対する情熱ってすごいなあ。」って思ってしまいます。

    いつも、講師の方の制作物などをみせてもらいながら
    ものづくりの考え方や、ノウハウの話をしていただいているのですが
    そこで、毎回感じるのは個人個人の強いこだわりです。
    そこには、元々その方の趣味がバックボーンにあって
    その趣味に対する情熱を制作物へ注ぎ込まれているなあと感じさせられます。

    特に、DELTROの坂本さんなんかは狂気じみてると感じるほどでした。
    坂本さんの講義は講義の半分の時間、坂本さんの趣味を
    見せ続けられるような講義だったんですがなんかすごかったんです。
    坂本さんが学生時代好きだったベスパだったり、
    レトロすぎて僕らじゃ分からないようなクルマだったり
    マニアックなロボットの造形だったり…
    それを話す坂本さんは目がめちゃめちゃ輝いていて、本当にメカニックな物が好きな人なんだなあ
    っていうことは、聞いている側にもつたわってくるぐらいでした。

    その後、坂本さんの過去の制作物を見せていただくのですが、納得させられました。
    制作物は、その坂本さんの趣味がめちゃめちゃでてて
    言葉で説明しづらいんですが
    角丸のアールの強さひとつとっても、現実に存在しているもののモチーフに近づけることで
    そのもののクオリティがあがるという話があったのですが

    操縦席のUIのモニタなら、この強さのアールとか…
    鉄を曲げたて作った枠のアールなら、こんな感じとか…

    その違いが結構微妙だったりして、
    その違いが400%の拡大しなければわからないレベルだったりして
    普通のデザイナーなら、ないがしろにしてしまいそうな所へのこだわりがすごかった。

    坂本さんに限らず毎度毎度、講師の方々のこだわりの裏にある趣味みたいなものを見せつけられるんですが、
    制作物のクオリティに対する情熱ってその人の趣味と強く結びついてて
    それが俗にいう作家性てよばれるものなのかなって改めて感じさせられました。